幻覚剤使用による救急受診者のSSD発症リスク高い
2024年12月8日
JAMA Psychiatry
カナダ・オンタリオ州の精神病既往歴がない14-65歳924万4292人を対象に、幻覚剤(hallucinogens)使用による救急部(ED)受診と統合失調症スペクトラム障害(SSD)発症リスクの関連を人口ベースの後ろ向きコホート研究で検討。追跡期間中央値は5.1年、5217人(0.1%)が幻覚剤使用でEDを受診した。 その結果、幻覚剤使用によるED受診者は、一般集団に比べて3年以内にSSDと診断されるリスクが高かった(年齢および性別調整後ハザード比21.32、95%CI 18.58-24.47)。さらに併存する物質使用および精神的健康状態で調整後も、幻覚剤使用によるED受診者は、一般集団よりもSSDリスクが高かった(ハザード比3.53、95%CI 3.05-4.09)。完全調整モデルでは、幻覚剤使用ED受診はアルコール使用ED受診(同4.66、3.82-5.68)および大麻使用ED受診(同1.47、1.21-1.80)に比べて3年以内のSSD発症リスク増加と関連していた。...
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