閉経に伴う血管運動症状に非ホルモン薬fezolinetantが有効

ホルモン治療不適の患者453例（40-65歳）を対象に、閉経に伴う中等度-重度血管運動症状に対する非ホルモンのニューロキニン3受容体拮抗薬fezolinetantの有効性および安全性を第IIIb相無作為化比較試験で検討。プラセボと比較した。主要評価項目は、ベースラインから24週までの1日の中等度-重度血管運動症状の頻度変化量とした。 その結果、370例（81.7％）が本試験を完遂した。24週時点では、プラセボ群に比べ、fezolinetant群で血管運動症状の頻度（最小二乗平均差－1.93、95％CI －2.64-－1.22、P＜0.001）および重症度（同－0.39、－0.57-－0.21、P＜0.001）が有意に低減した。また、睡眠障害（PROMIS SD-SF 8b総スコア）が低減した（同－2.5、－3.9-－1.1、P＜0.001）。改善は1週時点から認められた。治療薬投与下での有害事象（TEAE）発現率は、fezolinetant群が65.0％、プラセボ群が61.1％、重篤なTEAE発現率はそれぞれ4.4％および3.5％だった。fezolinetant群の主なTEAEは、新型...