HIV予防にレナカパビルの年2回投与は有効かつ安全
2024年12月15日
New England Journal of Medicine
男性および多様な性自認を持つ人々を対象に、HIV予防のためのレナカパビル年2回投与の有効性を、第III相二重盲検無作為化実薬対照試験で検討(PURPOSE 2試験)。レナカパビルを26週間ごとに皮下投与する群と、エムトリシタビン-テノホビルジソプロキシルフマル酸塩(F/TDF)を連日経口投与する群に、参加者を2対1の比率で無作為に割り付けた。主要有効性解析では、レナカパビル群のHIV感染発生率をスクリーニング対象集団(4634例)のバックグラウンド発生率と比較した。 その結果、修正ITT解析に含めた3265例のうち、レナカパビル群の2例(100人年当たり0.10、95%CI 0.01-0.37)とF/TDF群の9例(同0.93、0.43-1.77)にHIV感染が生じた。バックグラウンド発生率は100人年当たり2.37だった(95%CI 1.65-3.42)。レナカパビル群のHIV感染発生率は、バックグラウンド発生率(発生率比0.04、95%CI 0.01-0.18、P<0.001)およびF/TDF群の発生率(同0.11、0.02-0.51、P=0.002)より有意に低かった。安全性の懸...
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