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肝細胞がんのTACEにデュルバルマブ+ベバシズマブでPFS改善

2025年1月23日  Lancet

切除不能な肝細胞がん患者616例を対象に、肝動脈化学塞栓療法(TACE)にデュルバルマブを追加することで無増悪生存期間(PFS)が改善するかどうかを第III相多地域無作為化二重盲検プラセボ対照試験(EMERALD-1試験)で検討。TACE+デュルバルマブ+ベバシズマブ群、TACE+デュルバルマブ+プラセボ群、TACE+プラセボ単独群のいずれかに1対1対1の比率で患者を割り付けた。主要評価項目は、プラセボ群と比較したデュルバルマブ+ベバシズマブ群のPFSとした。 その結果、データカットオフ時点のPFS追跡期間中央値は27.9カ月(95%CI 27.4-30.4)で、PFS中央値はデュルバルマブ+ベバシズマブ群15.0カ月(同11.1-18.9)、デュルバルマブ+プラセボ群10.0カ月(同9.0-12.7)、プラセボ群8.2カ月(同6.9-11.1)だった。プラセボ群と比較したPFSハザード比はデュルバルマブ+ベバシズマブ群0.77(同0.61-0.98、両側P=0.032)、デュルバルマブ+プラセボ群0.94(同0.75-1.19、両側P=0.64)だった。...