1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 非糖尿病肥満者の減量にGLP-1RA/共作動薬が有効

非糖尿病肥満者の減量にGLP-1RA/共作動薬が有効

2025年2月2日  Annals of Internal Medicine

糖尿病でない過体重または肥満成人の肥満治療薬として、GLP-1受容体作動薬(GLP-1RA)および共作動薬(co-agonist)の有効性と安全性を無作為化比較試験26件(参加者1万5491例、12剤)の系統的レビューで検討した。主要評価項目は、ベースラインからの相対的または絶対的体重変化量とした。 その結果、プラセボと比較して、チルゼパチド(週1回15mg)は72週後に最大17.8%(95%CI 16.3-19.3)、セマグルチド(週1回2.4mg)は68週後に最大13.9%(同11.0-16.7)、リラグルチド(1日1回3.0mg)は26週後に最大5.8%(同3.6-8.0)の体重減少が得られた。retatrutide(週1回12mg)は48週後に最大22.1%(同19.3-24.9)と、より大きな体重減少が得られた。他の新規GLP-1薬単剤および併用も程度に差はあるが有効だった。有害事象(AE)の発生頻度は高かったが(GLP-1 RA80-97% vs. プラセボ63-100%)、大多数が胃腸関連で(47-84% vs. 13-63%)、悪心、嘔吐、下痢、便秘が特に高頻度だった。...