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500IUの低用量黄熱ワクチンで標準用量に非劣性示す

2025年3月17日  New England Journal of Medicine

ウガンダとケニアで、黄熱の感染歴もワクチン接種歴もない成人480例を対象に、黄熱ワクチンの標準用量(1万3803IU)に対する分割用量(1000IU、500IU、250IUのいずれか)の非劣性を二重盲検無作為化試験で検証(NIFTY試験)。主要評価項目は接種後28日時点のセロコンバージョンとし、28日時点の抗体価が接種前の4倍以上と定義した。分割用量と標準用量のセロコンバージョン率で認められた差の95%信頼区間(CI)下限値が-10%ポイントを上回った場合に非劣性とした。 その結果、標準用量のセロコンバージョン率は98%(95%CI 94-100)だった。セロコンバージョン率の1000IU群と標準用量群の差は、intention-to-treat集団で0.01%ポイント(95%CI -5.0-5.1)、per-protocol集団で-1.9%ポイント(同-7.0-3.2)だった。500IU群ではそれぞれ0.01%ポイント(同-5.0-5.1)、-1.8%ポイント(同-6.7-3.2)、250IU群では-4.4%ポイント(同-9.4-0.7)、-6.7%ポイント(同-11.7-1.6)だ...