非がん性脊椎痛に注射薬や焼灼で疼痛緩和は期待できず
2025年3月19日
British Medical Journal
非がん性の慢性脊椎痛に対する一般的な介入処置の疼痛緩和効果を系統的レビューとネットワークメタ解析で検討。無作為化比較試験81件(患者計7977例、介入13種)を解析対象とした。 偽処置と比較し、軸性脊椎痛では局所麻酔薬の硬膜外注射(EI、10cm視覚的アナログ尺度での加重平均差0.28cm、95%CI -1.18-1.75)、局所麻酔薬+ステロイドのEI(同0.20cm、-1.11-1.51)、ステロイドの関節内注射(JTI、同0.83cm、-0.26-1.93)で緩和度に差がほぼない可能性が高かった(エビデンスの確実性:中)。局所麻酔薬の筋肉内注射(IM、同-0.53cm、-1.97-0.92)、ステロイドのEI(同0.39cm、-0.94-1.71)、局所麻酔薬のJTI(同0.63cm、-0.57-1.83)、局所麻酔薬+ステロイドのJTI(同0.22cm、-0.42-0.87)でも差がほぼない可能性があった(確実性:低)。局所麻酔薬+ステロイドのIMは疼痛を強める可能性があった(同1.82cm、-0.29-3.93、確実性:低)。根性脊椎痛では、局所麻酔薬+ステロイドのEI(同-...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。