CRSwNPに年2回depemokimab追加で症状が有意に改善
16カ国の190施設で、コントロールが不十分な鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎(CRSwNP)患者528例を対象に、インターロイキン-5への親和結合性を高めた長時間作用型生物学的製剤depemokimab(100mg)の26週ごと皮下投与を標準ケアに上乗せした有効性および安全性を第III相無作為化プラセボ対照試験で検討(ANCHOR-1試験、ANCHOR-2試験)。共主要評価項目は、52週時点の内視鏡検査による鼻茸スコア(範囲0-8)の総スコアおよび49-52週での言語式評価尺度による鼻閉スコア(範囲0-3)のベースラインからの変化量とした。 その結果、depemokimab群の方がプラセボ群よりも共主要評価項目の改善度が統計的有意に高かった。総鼻茸スコアでの治療差はANCHOR-1試験で-0.7(95%CI -1.1--0.3、P<0.001)、ANCHOR-2試験で-0.6(同-1.0--0.2、P=0.004)、統合解析で-0.7(同-0.9--0.4)、平均鼻閉スコアではそれぞれ-0.23(同-0.46-0.00、P=0.047)、-0.25(同-0.46--0.03、P=0.025)、...
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