DES留置前のorbital atherectomyとバルーン血管形成術を比較
米国の医療機関104施設で、重度石灰化冠動脈病変を有する患者2005例(病変2492個、年齢中央値70.0歳、男性73.0%)を対象に、薬剤溶出ステント(DES)留置前のorbital atherectomyとバルーン血管形成術による前処置の効果を無作為化試験で比較(ECLIPSE試験)。1008例(病変1250個)がorbital atherectomy群、997例(同1242個)がバルーン血管形成術群に無作為化された。共主要評価項目は、1年時点での標的血管不全および最大石灰化部位での最小ステント面積とした。 intention-to-treat解析の結果、1年以内の標的血管不全発生率はorbital atherectomy群11.5%(95%CI 9.7-13.7)、バルーン血管形成術群10.0%(8.3-12.1)だった[絶対差1.5%(96%CI -1.4-4.4)、ハザード比1.16(96%CI 0.87-1.54)、P=0.28]。光干渉断層撮影サブスタディコホート(orbital atherectomy群276例の病変286個、バルーン血管形成術群279例の292個)では...
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