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TAVI中のCEPデバイスルーチン使用は脳卒中を抑制するか

2025年4月27日  New England Journal of Medicine

経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)を受ける大動脈弁狭窄症患者7635例を対象に、術中の脳塞栓保護(CEP)デバイス使用による脳卒中発生率低下効果を無作為化比較試験で検討。患者をCEPデバイスあり群(CEP群)となし群(対照群)に1:1の割合で無作為に割り付けた。主要評価項目をTAVI後72時間以内または退院前(退院の方が早い場合)の脳卒中とした。 その結果、主要評価項目はCEP群の2.1%、対照群の2.2%に発生した(差−0.02%ポイント、95%CI-0.68-0.63、P=0.94)。障害を伴う脳卒中はCEP群の1.2%、対照群の1.4%に発生した。死亡はCEP群に0.8%、対照群に0.7%確認された。全体的なaccess-site complicationsは両群で同程度だった(CEP群8.1%、対照群7.7%)。重篤な有害事象は、CEP群で24件(22例、0.6%)、対照群で13件(13例、0.3%)に発生した。...