月経困難症と思春期のメンタルヘルス:学校ベースの横断研究
目的 思春期の月経とメンタルヘルスの積極的なモニタリングが提唱されている一方で、それらの双方向の関係性に関する研究は限られている。本研究は、思春期の月経困難症と心理的症状との関連を調査する。デザイン 横断研究。場所 スウェーデン、ストックホルムの116校。対象 学校ベースのプロジェクトに参加した10,299人の中学生集団から無作為に抽出された、初経後の女子生徒1054人(平均年齢14.1 ± 0.7歳)。方法 自己報告式の健康調査により、検証された尺度を用いて心理的症状を評価した。多肢選択式の項目により、月経困難症(日常生活に影響を与える月経痛)および重度の月経困難症(対処が困難な月経困難症)を特定した。主要評価項目 うつ病症状(Beckうつ病評価尺度-IIスコア≥20)、不安症状(全般性不安障害7項目尺度スコア≥10)、自傷行為(修正版故意自傷行為インベントリで3回以上)、および自殺念慮(Paykel自殺尺度における最近の深刻な思考/計画)の症状がある女子生徒とない女子生徒における、月経困難症および重度の月経困難症の有病率。結果 全体として、55...
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