混合型脂質異常症にsolbinsiranでapoB値が最大14.3％減少

混合型脂質異常症患者205例（女性54％、年齢中央値57歳）を対象に、GalNAc結合低分子干渉RNA薬solbinsiranの持続性と有効性を第II相二重盲検無作為化プラセボ対照試験で検討（PROLONG-ANG3試験）。solbinsiran 100mg、400mg、800mgまたはプラセボを0日および90日時点で皮下注射する群に1対2対2対2の比率で患者を割り付けた。主要評価項目は、180日時点でプラセボ群と比較したsolbinsiran群のアポリポ蛋白B（apoB）値のベースラインからの変化率とし、試験薬を1回以上投与した患者を解析対象とした。 その結果、180日時点でのapoB値のプラセボ調整後変化率はsolbinsiran 100mg群が－2.8％（95％CI －15.5-11.9、P＝0.69）、400mg群が－14.3％（同－23.6-－3.9、P＝0.0085）、800mg群が－8.3％（同－18.3-2.9、P＝0.14）だった。solbinsiranの忍容性は良好で、有害事象の発生率は低かった。試験治療下で発現した有害事象がsolbinsiran 100mg群の6...