コペンハーゲンにおける超微小粒子状物質への短期曝露と小児喘息入院の関連

背景と目的　超微小粒子状物質（UFP；直径0.1&micm未満）は規制されておらず、一般的に監視されていないが、特に子供にとって人の健康に有害である可能性がある。この研究では、子供におけるUFPへの短期曝露と喘息による入院との関連を調査することを目的とした。方法　毎日のUFP濃度（2002～2018年）は、デンマークのコペンハーゲンにある都市バックグラウンド観測所で監視された。子供（0～18歳）の喘息による入院、人口統計学的および社会経済的情報は登録簿から入手した。ケースクロスオーバーデザインを適用して、すべての子供について、入院と最大6日間のUFP曝露ウィンドウとの関連を推定し、年齢、性別、家族収入、母親の学歴、喘息既往歴、または呼吸器感染症既往歴によって層別化した。結果　合計で15,903件の喘息による入院が観察された。UFPのIQR（四分位範囲）の増加は、喘息による入院と有意に関連しており、2日間の曝露ウィンドウで最も強かった［リスク比（RR）：1.17（95％CI：1.09、1.25）］。これらの関連は、直径2.5μm未満の粒子状物質（PM2.5）または二酸化窒素（NO2）...