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中国における再発卵巣がん患者へのPARP阻害薬再投与:多施設共同リアルワールド研究

2025年5月12日  専門誌ピックアップ

目的 再発卵巣がんに対するPARP阻害薬(PARPi)再投与の治療パターン、効果、安全性を評価し、PARPi再投与から利益を得る患者集団を特定すること。デザイン 多施設共同、後ろ向き、リアルワールド研究。実施場所 中国国内の12病院。対象集団 2019年6月1日から2023年3月10日までの間にPARPi再投与を受けた再発卵巣がん患者70名。方法 人口統計学的特性、臨床的特徴、および治療関連情報を含むデータを、電子カルテから後ろ向きに収集した。主要評価項目 維持療法としてのPARPi再投与(PARPi2)における無増悪生存期間(PFS)を主要評価項目とした。また、PFSに影響を与える因子および良好な結果と関連する特徴を特定するための探索的解析も実施した。結果 患者70名のうち、37.1%がBRCA1/2遺伝子変異を有していた。PARPi2は患者の81.4%で維持療法として使用され、PFSの中央値は8.6ヶ月(95%信頼区間[CI]: 6.0-13.5)であった。PFSはBRCAステータスによって有意な差は認められなかった(ハザード比 = 1.25 [95% CI: ...