心房細動焼灼術後出血、抗凝固薬より左心耳閉鎖術で減
2025年5月13日
New England Journal of Medicine
カテーテルアブレーションを受けた脳卒中リスク上昇が見られる心房細動患者1600例(平均年齢69.6歳、女性34.1%、平均CHA2DS2-VAScスコア3.5)を対象に、左心耳閉鎖術の有効性および安全性を無作為化試験で経口抗凝固薬と比較(OPTION試験)。主要安全性評価項目は非手術関連の大出血または臨床的に重要な非大出血、主要有効性評価項目は全死因死亡、脳卒中または全身性塞栓症の複合、副次的評価項目は手術関連の出血を含む大出血とした。 その結果、36カ月時点での主要安全性評価項目発生率は左心耳閉鎖術群8.5%、抗凝固薬群18.1%(優越性のP<0.001)、主要有効性評価項目ではそれぞれ5.3%、5.8%(非劣性のP<0.001)、副次的評価項目では3.9%、5.0%(非劣性のP<0.001)だった。心耳閉鎖デバイスまたは手術関連の合併症が23例で発生した。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。