大規模脳梗塞に対する血管内治療の性差：ANGEL-ASPECTサブ解析

背景　大規模脳梗塞に対する血管内治療（EVT）の転帰における性差は依然として不明である。本研究は、大規模脳梗塞患者に対するEVTまたは内科的治療の転帰に対する性の影響を評価することを目的とした。方法　本研究は、2020年10月2日から2022年5月18日にかけて中国の46の脳卒中センターで実施されたANGEL-ASPECT（急性期前方循環大血管閉塞性大規模脳梗塞コア患者における血管内治療）無作為化比較試験の二次解析である。男性と女性のベースライン特性および臨床転帰を比較し、各コホートをさらにEVT群と内科的治療群に分けた。主要評価項目は90日後のmodified Rankin Scaleスコアの分布とした。安全性評価項目には、48時間以内の症候性頭蓋内出血および90日以内の死亡率を含めた。...