米国10州で侵襲性GAS感染症が大幅に増加:2013-22年
2025年5月22日
Journal of the American Medical Association
米国10州で侵襲性GAS感染症が大幅に増加:2013-22年 米国10州の3490万人を対象としたActive Bacterial Core surveillanceで収集したデータを用いて、最新となる2013-22年の侵襲性A群溶血性レンサ球菌(GAS)感染症発生率の推移が報告された。 2013-22年で、死亡1981例を含む侵襲性GAS感染症2万1312例が確認された。発生率は2013年の10万人当たり3.6から2022年には10万人当たり8.2へ上昇した(傾向のP<0.001)。発生率は65歳以上で最も高かったが、経時的な相対的増加は18-64歳で最も大きかった(10万人当たり3.2から8.7へ増加)。アメリカ先住民またはアラスカ先住民は他の人種・民族に比べて発生率が高かった。ホームレス経験者、注射薬物使用者および長期介護施設入居者はGAS発生率が大幅に高かった。検査した分離株のうちマクロライド系抗菌薬およびクリンダマイシン非感受性株は、2013年の12.7%から2022年には33.1%へ増加した。...
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