混合性尿失禁へのボツリヌス治療はスリング術と差なし
2025年6月24日 Journal of the American Medical Association
保存治療および経口薬が奏効しなかった中等度から重度の混合性尿失禁（腹圧性と切迫性を合併）女性患者150例を対象に、A型ボツリヌス毒素onabotulinumtoxinAの排尿筋内注射が中部尿道スリング手術よりも有効かどうかを無作為化優越性試験で検討（MUSA試験）。主要評価項目は6カ月時点での混合性尿失禁症状の変化とし、Urogenital Distress Inventory（UDI）総スコア（0-300点で高スコアほど症状悪化、臨床的に意義のある最小変化量26.1）で評価した。137例（平均年齢59.0歳）を主解析に組み入れた。...