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東京都、コロナ禍で「救急搬送減・搬送困難増」の実態が明らかに

2022年1月10日  m3.com編集部

東京都での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行期には救急搬送件数が減少していた一方、1日当たりの搬送困難は有意に増加していたことが分かった。また、流行期には前年同時期に比べ、目撃者あり、バイスタンダーCPR(心肺蘇生)が行われた院外心停止の数はほぼ同じであったにもかかわらず、2020年の生存率は5ポイント程度、有意に悪化するなど、COVID-19による深刻な影響があったことが明らかになった。日本医科大学付属病院高度救命救急センター講師の五十嵐豊氏らがAcute Medicine & Surgery誌(2021; 8: e709)に報告した。五十嵐氏へのインタビューと併せて紹介する。(m3.com編集部・坂口恵)...