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mRNAワクチンをいかに多くの人に接種するか【withコロナ時代の医療2021 ◆小児科編】

2022年1月16日  withコロナの医療

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が最初に確認されて2年目を迎えた2021年。2020年12月頃から2021年2月にかけての第3波、4月から6月頃までの第4波、そして7月から9月頃までの第5波を経験するなど、COVID-19による社会的インパクトは引き続き大きかった。2021/2022シーズンも【withコロナ時代の医療2021】と題して各領域で診療・研究の第一線に立つ医師とともに1年の状況を振り返っていく。小児科編では、大阪府富田林市で小児科クリニックを運営する藤岡雅司氏(大阪小児科医会副会長、「VPDを知って子どもを守ろう」の会副理事長、富田林医師会理事)に話を聞いた。デルタ株出現以降、国内における子どものCOVID-19患者の発生はやや多くなったものの、ほとんどは軽症から無症状と報告されている。一方、これまでにないスピードで導入されたCOVID-19に対するmRNAワクチン(以下、原則「ワクチン」と表記)を、どのようにして迅速かつ適切に多くの人に接種するかが、藤岡氏にとって2021年のハイライトの一つだったようだ。(聞き手・まとめ:m3.com編集部・坂口恵/2021年...