コロナで繰り返された「休校」の答え合わせ【withコロナ時代の医療2021◆小児科編】

【withコロナ時代の医療2021】小児科編第3回は、コロナ禍で生じた子どもへの影響について。2020年3月上旬に急遽行われた全国一斉休校とその後、緊急事態宣言のたびに複数回休校が繰り返された。藤岡雅司氏（大阪小児科医会副会長、「VPDを知って子どもを守ろう」の会副理事長、富田林医師会理事）は当初から、「子どもが流行の中心になっているというデータに基づく事実がない中での、一斉休校の感染拡大防止効果はない。子どもたちの健康や教育面の弊害の方が大きい」と強い懸念を示していた（「『子どもが感染拡大』証拠ない中、全国一斉休校」https://www.m3.com/clinical/news/736626、「全国一斉休校で懸念される子どもの健康・教育面の影響」https://www.m3.com/clinical/news/736854 参照）。それから約2年、一斉休校の「答え合わせ」の結果は――。（聞き手・まとめ：m3.com編集部・坂口恵／2021年11月9日取材、全5回連載）...