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日循GL、AS合併大腿骨近位部骨折の治療優先順位に新たな推奨【JCS2022】

2022年3月24日  m3.com編集部

超高齢化社会の中、大腿骨近位部骨折や大動脈弁狭窄症(AS)の発症数が増加している。特に、両疾患の合併例では周術期リスクの評価や治療優先度が問題となる。日本循環器学会がこのほど発表した「2022 年改訂版 非心臓手術における合併心疾患の評価と管理に関するガイドライン(以下、原則「GL」と表記)」では、重症ASを合併した大腿骨近位部骨折患者に対し、骨折手術を先行することを提案することが明記された。前回GLでは「有症状のAS合併の非心臓手術患者では非心臓手術の中止もしくは先にAVRを行うことが望ましい」との推奨が示されていた。今回の推奨は、診療現場に大きなインパクトをもたらしそうだ。第86回日本循環器学会学術集会(JCS2022、3/11-13、web開催)における同GL班長の平岡栄治氏(東京ベイ・浦安市川医療センター副センター長、総合内科部長)による解説を含め、紹介する。(m3.com編集部・坂口恵)...