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第6波、日本のワクチン「発症予防」効果に変化

2022年3月29日  m3.com編集部

長崎大学を含む研究グループは3月25日、第6波初め(2022年1月1日-2月28日)における新型コロナワクチンの有効性に関する国内多施設共同症例対照研究(VERSUS study)の中間報告を発表した。それによると、オミクロン株への置き換わりが進んだこの時期では、デルタ株流行期に比較してワクチン2回接種完了群における「発症予防効果」は、80%台から40%前後に低下していることが分かった。同大学熱帯医学研究所呼吸器ワクチン疫学部門教授の森本浩之輔氏と、同部門特任研究員の前田遙氏が記者会見で説明した。政府が実施を進めるとも報道されている「4回目接種」について、森本氏は「現時点でデータがない」としながらも「検討は必要だろう」との見解を示した。(m3.com編集部・坂口恵)...