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「メトホルミンで児の先天異常増加」の報告、処方に変化は?

2022年6月7日  m3.com意識調査

先日、『Annals of Internal Medicine』誌に、父親が受精精子の発育中にメトホルミン処方を受けた場合、児の先天異常の頻度が高まることを明らかにしたコホート研究の結果が発表された(『父親のメトホルミン使用で児の先天異常リスク上昇』を参照)。この結果を受けて、m3.com会員医師 986人に、今後、男性患者への糖尿病治療薬の処方に何らかの変化がある尋ねたところ、「思う」「どちらとも言えない」はいずれも41%で、「思わない」の18%を上回った。自由回答では、今回の報告を考慮すべき、あるいは考慮せざるを得ないとする声が寄せられた一方で、20-40歳の男性へのメトホルミンの使用頻度は少ないとする指摘や、臨床応用には確固たるエビデンスが必要、今後の調査結果が待たれるという慎重な意見も多く聞かれた。(まとめ・m3.com編集部)...