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抗ヒ薬から新展開、かゆみ治療薬続々【時流◆かゆみを制する】

2022年6月30日  時流

【時流◆かゆみを制する】第2回は、新しいかゆみ治療薬と効果のメカニズムについて、順天堂かゆみ研究センターの副センター長を務める冨永光俊氏に解説してもらった。かゆみに対する治療薬として抗ヒスタミン薬が多く使われているが、ヒスタミン以外のかゆみのメカニズムが解明されつつある。日本で開発された中枢性かゆみの治療薬ナルフラフィンは、透析・慢性肝疾患患者の慢性掻痒の一次治療薬として推奨されている。また、この1、2年でアトピー性皮膚炎の難治性かゆみに対する新薬が次々と登場している。こうした新薬は高い効果を発揮する半面、新たな課題も出てきているという。(聞き手・まとめ:m3.com編集部・坂口恵/2022年5月19日取材、全3回連載)...