オミクロン流行で小児の後遺症は増えるのか【時流◆MIS-Cの今・前編】
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の主体がオミクロン株に置き換わった第6波から第7波では、成人のワクチン接種率増加、感染による抗体保有者の増加でも加わり、小児の感染が目立つようになっている。それに伴い、熱性痙攣やクループ発症例の増加や、少ないながらも死亡例も報告されている(2022年6月厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードにおける専門家による提示資料「小児における新型コロナウイルス感染症の課題について」)。COVID-19流行初期に注目された小児多系統炎症性症候群(MIS-C)の現在の動向や最新知見について、三重大学先天性心疾患・川崎病センターセンター長(同大学医学部附属病院周産母子センター病院教授)の三谷義英氏に聞いた。(聞き手・まとめ:m3.com編集部・坂口恵/2022年7月26日取材、全2回)...
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