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大腸癌ESDの5年疾患特異生存率100%

2022年8月25日  m3.com編集部

内視鏡的粘膜切除術(EMR)による一括切除が困難な、病変2cm以上の大腸癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の長期成績が明らかになった(Gastroenterology. 2022; S0016-5085(22)00751-X.)。5年の疾患特異的生存率(Disease Specific Survival: DSS)は治癒切除群で100%と非治癒切除群の96.6%に比べ有意に優れていた。『大腸癌治療ガイドライン』(編集部注:全文無償公開の2019年版URL。最新版は2022年出版)での推奨をさらに裏付ける結果となった。ESD技術の均てん化、大腸癌における標準治療の位置付けを検証する目的で設立された研究グループCREATE-J(研究代表者:斎藤豊氏・国立がん研究センター中央病院、研究事務局:小林望氏・栃木県立がんセンター/国立がん研究センター中央病院)による多施設共同前向き観察研究の概要と、8月5日の記者会見の内容を紹介する。(m3.com編集部・坂口恵)...