日本の医療レベルが今後低下していく要因【次の医療危機に備える】

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）のみならず、自然災害や紛争などによる国際緊張の高まり、エネルギー・経済の構造的問題による実社会への打撃など多くの問題が医療にも大きな影響を及ぼしている。m3.comでは「次なる医療危機に備える」と題して、2022、23年以降の医療危機に関する医療・医学界のキーパーソンの見解を紹介する。東京大学大学院医学系研究科副研究科長兼腎臓・内分泌内科教授で、国際腎臓学会次期理事長の南学正臣氏は、COVID-19で停滞していた国際交流の再開が進まないばかりか、国内での医師養成の課題、オンライン診療普及の遅れなど、日本の医療レベルがますます悪化していくとの懸念を示す。（聞き手・まとめ：m3.com編集部・坂口恵／2022年12月16日取材）...