臨床ニュースのシリーズ「医療事故、ヒヤリ・ハット事例に学ぶ」で掲載した記事「ベッド移乗時にコードブルー、死因は肺血栓塞栓症【解説】」のトラブルについて、医師の責任がどの程度あると感じるかをm3.com会員医師1527人に尋ねたところ、32.6%(498人)が「21~40%(低い)」、32.5%(497人)が「41~60%(中程度)」と回答した。要因の分析や改善策に関する記載内容については、「納得」「どちらかと言えば納得」が合わせて55.7%となり、過半数が支持する結果となった。ここでは、改善策として挙げられた「入院患者全例のDダイマー測定」が非現実的だとする医師のコメントを紹介する。「悪くはないと思いますが、レセプトが通るか心配」「入院患者全例でDダイマーの測定、となると査定対象になり得ます」「定期的、頻回にD-dimer測定を行うのは不可能で現実的ではない」など、費用対効果を指摘する声が寄せられた。...
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