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パーキンソン病患者が非運動症状を主訴に来院したら<後編>

2023年5月11日  南山堂

疲労 58%で自覚しているとされます25)。運動症状に伴い自覚する身体疲労と抑うつ・病気の進行と関連する精神的疲労があります。ただ、間欠的に出現することもあり、抑うつや日中の眠気なしに自覚している患者もいることから、独立したPDでの症状であることが示唆されます。病態生理は不明です。運動症状に関連した身体疲労ならばL-ドパが有効とされ、非運動症状として発症する精神疲労で、抑うつが否定的であるならブロモクリプチンメシル酸塩、プラミペキソール塩酸塩水和物の有効性が期待されます。しかし適切な治療法は確立していません26)。...