1. m3.comトップ
  2. 臨床ニュース
  3. 「速やかに開腹術へ移行すべきであった」癒着剥離の術中判断に指摘

「速やかに開腹術へ移行すべきであった」癒着剥離の術中判断に指摘

2023年7月3日  m3.com意識調査

臨床ニュースのシリーズ「医療事故、ヒヤリ・ハット事例に学ぶ」で掲載した記事「胆嚢の炎症性癒着剥離時に十二指腸球部前壁を損傷【解説】」のトラブルについて、医師の責任がどの程度あると感じるかをm3.com会員医師721人に尋ねたところ、40.6%が「41~60%(中程度)」を選んだ。要因の分析や改善策に関する記載内容については、「納得」「どちらかといえば納得」が合わせて62.5%となり、6割以上が支持する結果となった。ここでは、腹腔鏡下手術に固執すべきはなかったとする医師のコメントを紹介する。「腹腔鏡下手術に固執せず速やかに開腹術へ移行すべきであった」「十二指腸を損傷した時点で開腹手術にコンバートすべき」「高度癒着が見られた時点で開腹移行すべきでした」など、開腹手術へ移行しなかった判断を問題とする声が寄せられた。...