レセプトの査定傾向は「西高東低」か【データで振り返る臨床の20年◆レセプト編】
2023年8月11日
データで振り返る臨床の20年
保険医が健康保険組合などへ医療費を請求するために、処置や処方薬剤などを記載するのが診療報酬明細書(レセプト)。公的な健康保険には加入対象者の違いによって、協会けんぽなどの「被用者保険」、市町村の「国民健康保険」、75歳以上が加入する「後期高齢者医療制度」がある。過去20年でレセプト審査の傾向はどのように変化したのか。加入者数の多い被用者保険を取り扱う社会保険診療報酬支払基金がまとめる基金年報から、医科の支部別審査状況を5年おきに分析したところ、請求件数に対する審査(原審査)で査定となる割合の高い都道府県の分布には、“西高東低”の傾向が見られることが分かった。特に大阪府と福岡県は上位3位以内が多く、過去10年では北海道も目立った。(m3.com編集部・森圭吾)...
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