CRPでは分からない、感染症診療に最も重要な2つのこと
CRPは感染症の診断に使えますか? 疑問3 CRPは感染症の診断に使えますか?
王道 ⇒使えない。 ◆(色々な感染症を含む)重症感染症ですら、CRPの感度は低いことを知るべし。 ◆CRPでは感染症診療に重要な「原因微生物」と「感染臓器」がわからないことを理解すべし。 感染症診断のマーカーとして白血球数やCRPを比較した研究は数多くある。2011年のシステマティックレビューをみてみると、5つの研究が含まれており、CRPの重症感染症に対する感度は75.1%、特異度76.1%であった1)。これをみるとCRP単独での有用性は低そうである。 古くからCRPの感度と特異度が低いことは知られていたため、他の炎症マーカーである白血球数やプロカルシトニン、プレセプシンなど複数の炎症マーカーを用いて重症細菌感染症を診断・除外する研究も行われてきた。前述の研究でも白血球数やプロカルシトニンも含めて評価しており、重症感染症の診断にはプロカルシトニン≧2.0 ng/mLとCRP≧8.0 mg/dL、除外にはプロカルシトニン≦0.5 ng/mLかCRP≦0.2 mg/dLを推奨している1)。 ここで、感染症...
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