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「診断漏れは否めない」、一方で「全身検索は現実的でない」

2024年2月20日  m3.com意識調査

臨床ニュースのシリーズ「医療事故、ヒヤリ・ハット事例に学ぶ」で掲載した記事「炎症性病変指摘も「検診で否定」と患者、その後に肺扁平上皮癌と診断【解説】」のトラブルについて、医師の責任がどの程度あると感じるかをm3.com会員医師661人に尋ねたところ、46.4%が「41~60%(中程度)」を選んだ。要因の分析や改善策に関する記載内容については、「どちらかといえば納得できない」が7.9%、「納得できない」は1.2%と、これらを合わせた“納得できない派”は1割未満にとどまった。しかし、その理由を具体的に言及する回答が目立った。ここでは過失の度合いのうち、医師が選んだ上位2つ(中程度/低い)の理由に加え、要因の分析や改善策に対する“納得できない派”の意見を紹介する。「診断漏れの事実は否めないが、全員全身検索は現実的でない」「胸部異常陰影指摘の際に、ヘリカルCTの撮れる施設へ、併せて紹介しているとよかったか」などとする声もあった。...