気管挿管で心拍再開の患者、翌日なぜか食道挿管に

臨床ニュースのシリーズ「医療事故、ヒヤリ・ハット事例に学ぶ」で掲載した記事「餅を喉に詰まらせDrカー要請、挿管するも食道に【解説】」のトラブルについて、医師の責任がどの程度あると感じるかをm3.com会員医師671人に尋ねたところ、43.1％が「41～60％（中程度）」を選んだ。ここでは、今回の事例に関連した医師自身の体験談や実際に見たというエピソードを紹介する。「心拍再開後にCTを撮っており、間違いなく気管内挿管されていた。しかし翌日の深夜、突然低酸素でCallがあり、胸部XPを確認したら食道挿管になっていた」「（初期研修医の）同期が気管挿管をしてしまい、聴診器での確認の際、『よく分からない』と言って指導医に怒られていた」など、身近なケースで同様の事故が起きたという医師のコメントが寄せられた。...