Point 1 稀な一般細菌の蜂窩織炎の多くは免疫不全を背景とし、合併症や重症化のリスクが高い
Point 2 稀な一般細菌の蜂窩織炎の一部は起因菌を獲得する独特な皮膚創傷曝露歴が関連する
Point 3 稀な一般細菌の蜂窩織炎の治療は各菌種別に特異的な抗菌薬選択が必要で、しばしば病巣に対する外科的治療を要する
蜂窩織炎を含む皮膚軟部組織感染症(skin and soft tissue infections:SSTI)の起因菌の90%以上は黄色ブドウ球菌または溶連菌が占めるが、残りの10%以内にそれ以外の一般細菌や抗酸菌群または真菌類が含まれる。蜂窩織炎の起因菌となる稀な一般細菌の種類は多種多様であるが、皮膚病変の所見は各菌種特有の特徴があるわけではなくおおむね共通している。
稀な一般細菌の蜂窩織炎は、大抵は免疫不全状態となる基礎疾患(慢性肝疾患、慢性腎不全、造血器/固形臓器移植後、免疫抑制薬使用、HIV感染症・AIDS、SLEなど)の背景があり、一部は起因菌が由来する環境や動物への皮膚創傷の曝露が関与する1)。...
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