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甲状腺機能異常を疑うのはどのような場合ですか?

2025年6月23日  診断と治療社

甲状腺機能検査 Q 甲状腺機能異常を疑うのはどのような場合ですか。 Point 動悸、発汗亢進、体重減少、食欲亢進、振戦、下痢、心房細動、倦怠感、アルカリホスファターゼ(ALP)高値では甲状腺中毒症を疑う。 体重増加、脱毛、便秘、皮膚の乾燥、倦怠感、認知機能低下、徐脈、LDL-C高値では甲状腺機能低下症を疑う。 A甲状腺機能異常は患者さん自身が症状を自覚していない場合でも幅広く存在しています。甲状腺機能検査を行うべき場合について、表1に示します。  典型的な甲状腺中毒症の症状では、診断に至りやすいですが、高齢者では、動悸や発汗亢進、食欲亢進などの症状を伴わず、体重減少のみで、実はバセドウ病だった、などということもあります。AST、ALTの異常を伴わず、ALP高値を認める場合、甲状腺中毒症だったということもあります。甲状腺中毒症では、骨吸収も骨形成も促進され、特に後者によって、ALPは上昇します。甲状腺機能低下症は多くは無症状で症状があったとしても非特異的です。認知機能低下では背景として疑います(本章05、甲状腺機能低下症=次回掲載)。...