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がんばる女性をサポートする漢方処方―月経前症候群

2025年7月2日  南山堂

◎症例 37歳、女性。看護師。身長160 cm、体重47 kg。2妊2産。 主訴は月経前のイライラや落ち込み・乳房の張り。 20代から月経前のイライラや落ち込み・乳房の張りを自覚するようになった。症状は月経10日前から始まり、月経が始まると症状は消失する。24歳のときに結婚し、25歳で第一子、29歳で第二子を出産した。出産後も月経前の症状は持続し、1年程前から経血量の増加に気づいた。半年前に婦人科を受診し諸検査にて異常なく、ヤーズ(R)が処方されたものの3日目で頭痛、吐気、羞明感があり内服を中止した。その後、ノアルテン(R)に変更されたがイライラ感が強くなりやはり内服は中止となった。3カ月前から当帰芍薬散とうきしゃくやくさんが投与され服用するも症状の改善が得られないため当院を受診となった。 疲れやすい、気分がイライラする、怒りっぽい、目が疲れる、腹の張ることがある、月経周期は順調、月経時凝血塊がある。仕事のストレスが強い。 脈はやや沈、脈力はやや弱。舌は正常紅で、湿潤した微白苔を被る。腹力はやや軟弱で、両側軽度胸脇苦満、両側臍傍圧痛あり、臍上悸(臍上部の大動脈の拍動)を...