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高カルシウム血症の鑑別診断、6つのポイント

2025年7月4日  診断と治療社

高カルシウム血症 Q 高カルシウム血症でみられる症状と鑑別診断のための検査はどのようなものがありますか。 Point スクリーニングの際は血清アルブミンとセットで血清Caを測定する。 補正Ca値が12 mg/dL以上になると、多尿、尿路結石、骨粗鬆症、膵炎、消化性潰瘍、精神症状、意識障害などが出現するが、無症状でスクリーニングにより初めて高カルシウム血症と診断されることが多い。 鑑別診断は、不動、薬剤性(活性型ビタミンD製剤など)の可能性を確認した後、尿中Ca排泄の指標であるFECa、intact 副甲状腺ホルモン(PTH)を測定することから始める。 高Ca、intact PTH低値では、追加でPTH関連蛋白(PTHrP)と1,25(OH)2ビタミンDを測定する。 悪性疾患、多発性骨髄腫、甲状腺中毒症、副腎不全を念頭におく。 A 高カルシウム血症による症状は、後述する補正Ca値が12 mg/dL以上になると生じ、多尿、尿路結石、骨粗鬆症、膵炎、消化性潰瘍、精神症状、意識障害などがあります。...