胃がんの1次予防実現に向けての宣言「淡路コンセンサス」【第31回日本ヘリコバクター学会印象記】
7月11~13日の3日間、兵庫県の淡路島で第31回日本ヘリコバクター学会学術集会が行われ、会長の兵庫医大医科大学小児科・奥田真珠美教授から「淡路コンセンサス」が発表された。胃がん対策として日本に住む若年者が等しくピロリ菌検査を受けられるようになり、その結果、若年で除菌することで自身の胃がん発症リスクを限りなく低減させることに加えて、次世代への伝播も防ぐことがこのコンセンサスの趣旨だ。学術集会ではピロリ菌関係の多数の演題があり、熱い議論が交わされたので、その概要をお届けする。...
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