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資金難で初のクラファン、脳梗塞新薬試験が国際学会発表

2025年10月28日  m3.com編集部

臨床試験の存続が危ぶまれていたT-FLAVOR試験が10月22日、世界脳卒中会議(World Stroke Congress 2025、スペイン・バルセロナ、10月22-24日)のプレナリーセッションに採択・発表された。新規血栓溶解薬(t-PA)テネクテプラーゼの有効性と安全性を検証する目的で実施された試験で同試験を主導した井上学氏(国立循環器病研究センター脳血管内科)が現地で登壇した。為替変動や原材料価格の高騰などに伴う資金難で海外からの試験薬入手が困難となる局面があり、2023年に同試験の実施主体である国立循環器病研究センターとして初めてクラウドファンディングを実施していた(参考「試験薬入手困難で脳梗塞の臨床試験が存続の危機に」)。(m3.com編集部・坂口恵)...