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花粉症の併存症と身体的負担:多臓器にわたる影響と疾患の連鎖

2026年3月6日  診断と治療社

アレルギー性鼻炎(AR)は、単独で存在することはまれで、喘息・AD・アレルギー性結膜炎など他のアレルギー疾患と高率に併存します。スペインの全国調査では、ARを有する子どもの49.5%が喘息、54.4%がアレルギー性結膜炎、40.0%がADを併存しており、ARの重症度が高くなるほどこれらの疾患の合併率が高くなっていました8)。  このような併存は「アレルギーマーチ」として知られ、乳児期のAD、小児期のAR、学齢期以降の喘息へと移行していく経過をたどることが多く、免疫学的機序の共通性と遺伝的背景が関係しています2)。  併存疾患を抱えることで、個別の症状が互いに悪化し合い、医療費の増大やQOLの低下を招きやすくなります。とくにARと喘息の併存では、喘息の発作頻度・重症度が顕著に上昇し、学校欠席や救急受診のリスクが高まります9)...