『細菌性髄膜炎・単純ヘルペス脳炎診療ガイドライン2026』はどう変わったか、押さえるべき4つの改訂ポイント(前編)
「細菌性髄膜炎診療ガイドライン2014」および「単純ヘルペス脳炎診療ガイドライン2017」の発刊以降、診療環境は大きく変化しました。ワクチン定期接種化による起炎菌の変遷、FilmArray髄膜炎・脳炎パネル保険収載による迅速診断の普及、抗補体薬適応に伴う髄膜炎菌感染症リスク、単純ヘルペス脳炎(HSE)後の自己免疫性脳炎など、新たな課題が顕在化しています。こうした変化を踏まえ両ガイドラインを統合した『細菌性髄膜炎・単純ヘルペス脳炎診療ガイドライン2026』(南江堂)が発刊されました。本ガイドラインには小児細菌性髄膜炎の詳細、各種合併症への対応、長期予後など、臨床現場の多様な疑問が広く網羅されています。本稿では前後半に分けて改訂の主要な4つのポイントを解説します。まずは、「ワクチン定期接種化による起炎菌の変遷」と「FilmArray髄膜炎・脳炎パネル保険収載による迅速診断の普及」から解説します。...
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