医薬品医療機器総合機構(PMDA)は6月15日、ジョンソン・エンド・ジョンソンの「手術用ステープラ」(商品名:エンドスコピックパワードリニヤーカッター)の自主回収情報(クラスII)を発表した。当該製品において、製品箱及び減菌包装に記載された製品番号と異なる製品が混入している可能性があることが判明したためのの措置で、回収作業は同日より実施している。
回収対象となったのは、2020年10月28日‐11月4日に出荷された製品番号PSEE60A(ロット番号U94V47)の計54個。当該製品において、製品箱及び滅菌包装に記載された製品番号と異なる製品(販売名:エンドスコピックパワードリニヤーカッター45、製品番号:PSEE45A)が混入している可能性があることが判明した。そのため同社では、当該製品の自主回収を実施することを決めた。納入先はすべて把握しているという。
この問題が発生した場合も、「製品箱及び滅菌包装の表示」と「当該製品への印字」の外観の違いにより、使用前の準備の時点で製品の違いに気づくことができる。また、当該製品は別売りのカートリッジを装填して使用する製品であり、異...
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