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ブレンツキシマブで若年ホジキンリンパ腫のRTを減らせる可能性

2021年6月26日  米国立がん研究所(NCI)

(海外がん医療情報リファレンス6月4日付記事を転載) ホジキンリンパ腫の小児および10代の一部の患者では、進行がんに用いる放射線療法の必要性を減らしたりなくしたりすることができるかもしれない。 新たな試験では、小児および10代の高リスクホジキンリンパ腫患者の初回化学療法に用いる化学療法薬の1つを標的治療薬ブレンツキシマブ ベドチン(国内販売名:アドセトリス)に変更した。この新たな治療法は、がんに対して高い有効性を示し、患者の放射線療法の必要性を大幅に減らすことができた。 この試験では、小児の高リスクホジキンリンパ腫の初期または一次治療として確立されているレジメンで、化学療法薬のビンクリスチンをブレンツキシマブ ベドチンに変更した。このレジメンは、複数の化学療法薬を組み合わせて投与する治療法であり、その後必要に応じて放射線療法を実施する。 試験に登録した患者全77例にブレンツキシマブ ベドチンを投与した。なお、ブレンツキシマブ ベドチンは成人の進行性ホジキンリンパ腫に対する一次治療としてFDA(米国食品医薬品局)から承認を受けている。 追跡期間(追跡期間中央値3.4年)中、1例にがんの再...