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「ガチで戦った」臨床試験で20年ぶりの承認【時流◆初のCKD薬、どんな薬?】

2021年10月30日  時流

「“ミラクル”という言葉は使ったことがなかったが、まさにそうではないかと考えている」、「“アルブミンや蛋白尿を減らしたから腎保護効果”でなく、ハードエンドポイントを用いて“ガチ”で戦った試験」――こう話したのは、柏原直樹氏(日本腎臓学会理事長、川崎医科大学腎臓・高血圧内科学教授)。DAPA-CKD試験の日本の統括責任者を務めた立場から、同試験の概要と展望を解説した。国内初となるSGLT2阻害薬ダパグリフロジンの慢性腎臓病(CKD)に対する適応取得を受けて、9月30日に開かれたメディアセミナー(アストラゼネカ・小野薬品工業の共催、東京都内・オンラインのハイブリッド)と追加取材の内容を紹介する。(m3.com編集部・坂口恵、全3回)...