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虫垂炎のラパロ、複雑なら多孔HLA

2016年4月7日  専門誌ピックアップ

腹腔鏡下虫垂切除術施行の小児患者1092例を対象に、one-trocar法(OTA)と多孔式ハイブリッド術(多孔HLA)の転帰を後ろ向きに比較。多孔HLA群ではOTA群より手術時間や鎮痛薬使用時間が短く、術後腹部膿瘍率が有意に低かった。単純虫垂炎と複雑性虫垂炎を分けて解析すると、複雑性虫垂炎にOTAを行った群では手術時間や鎮痛薬使用時間、術後腹部膿瘍が多く(p<0.001)、OTAは単純虫垂炎でのみ安全と考えられた。...