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頭蓋内圧モニタリングで急性脳損傷の転帰改善

2021年7月7日  The Lancet Neurology

42カ国の集中治療室146室で治療した急性脳損傷患者を対象に、頭蓋内圧(ICP)モニタリングと長期転帰の関連を評価する前向き観察コホート研究を実施。ICU入室時または脳損傷後48時間以内に意識レベルの変調[グラスゴー昏睡尺度(GCS)の開眼反応スコア1点(開眼なし)かつ運動反応スコア5点以下(従命なし)]が見られた2395例(外傷性脳損傷1287例、頭蓋内出血587例、くも膜下出血521例、年齢中央値55歳、男性65%)を組み入れた。主要評価項目は、6カ月死亡率と6カ月時の拡張グラスゴー転帰尺度(GOSE)スコアとした。 ICPモニタリングの利用に施設間で大きなばらつきが見られた(共変量が類似している患者につき無作為に選択した2施設間のオッズ比の中央値4.5、95%CI 3.8-4.9)。6カ月死亡率は、ICPモニタリング実施患者(34%)の方がモニタリング非実施患者(49%)よりも低かった(P<0.0001)。ICPモニタリングによって、少なくとも片眼に瞳孔反応がある患者では、有意に6カ月死亡率が低く(ハザード比0.35、95%CI 0.26-0.47、P<0.0001)、6カ月時...