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がん治療中の遠隔モニタリングで患者の症状負担軽減

2021年7月28日  British Medical Journal

欧州5カ国のがんセンター12施設で、がん治療中のリアルタイム遠隔副作用モニタリングシステムAdvanced Symptom Management System(ASyMS)の効果を無作為化対照試験で検証(eSMART試験)。初回または5年ぶりに6サイクルの化学療法を受けるがん患者829例(非転移性乳がん、大腸がん、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫)をASyMS(介入群)と通常治療(対照群)に割り付けた。主要評価項目は、症状の負担(Memorial Symptom Assessment Scale:MSAS)とした。 その結果、介入群の症状の負担が化学療法前と同じ水準だったが、対照群では1サイクル目以降に症状の負担が増加した(最小二乗法の絶対平均差-0.15、95%CI-0.19--0.12、P<0.001、Cohenのd=0.5)。MSASの各項目の解析から、ASyMSによって全般的苦痛(同-0.21、-0.27--0.16、P<0.001)、精神症状(同-0.16、-0.23--0.10、P<0.001)、身体症状(同−0.21、-0.26--0.17、P<0.001)が有意に改善した...