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ICU患者、低めのPaO2目標値で臓器障害軽減せず

2021年9月9日  Journal of the American Medical Association

オランダの4カ所の集中治療室(ICU)で、低めの動脈血酸素分圧(PaO2)目標値による臓器障害の軽減効果を無作為化臨床試験で検討。入院時に全身性炎症反応症候群(SIRS)基準の2項目以上に当てはまり、在室時間が48時間を超えることが予想される成人患者400例(年齢中央値68歳、女性35%)を対象とし、低値(8-12kPa)と高値(14-18kPa)のPaO2目標値による管理を比較。主要評価項目は、非呼吸器系臓器不全を等級付けしたSOFARANKとした。 その結果、PaO2の差の中央値は-1.93kPa(P<0.001)、SOFARANKスコア中央値は目標低値群-35点、目標高値群-40点だった(差の中央値10点、P=0.06)。人工呼吸器使用期間中央値は3.4日vs. 3.1日(同-0.15、-0.88-0.47、P=0.59)、院内死亡率は32% vs. 31%(オッズ比1.04、95%CI 0.67-1.63、P=0.91)だった。目標低値群の方が目標高値群より軽度の低酸素血症値が多かった(1.9% vs 1.2%、同0.73、0.30-1.20、P<0.001)。...